梅ヶ島の茶業のため、新しいことに挑戦する心若き農業者安心で美味しいお茶を追及し続けます!
お茶づくりを始めて約40年
隠れ茶を栽培している秋山です。
お茶は昔から梅ヶ島で栽培されていますが、自分はお茶作りを初めて約40年。無農薬栽培にして15年ほどです。農薬を使用する畑に比べて生産量は少なくなってしまいますが、安全安心なお茶を届けたくて、無農薬栽培をやることにしました。標高800mの梅ヶ島は朝と夜の気温の差が激しく、その為にお茶の味、香りもとても良いものができます。
これからは、晩生品種の「おくみどり」を導入したり、在来種を次世代に引継いでいきたい。
そして、空気のきれいなこの地でいつまでもお茶を作っていきたいです。
美味しいお茶を生み出す自然条件は、3つあると言われております。
日照時間が短く、寒暖の差が激しくそして、霧が多発すること。
'隠れ茶'の生育場所は、周りを南アルプスに続く山々に囲まれているため日の出は遅く、日の入りは早く日照時間は限られます。また標高が高い山間地であるため、昼夜の寒暖の差がたいへん激しい地域です。地域の中心を流れる安倍川、そしてそこに流れ込む多くの清流は朝に晩に霧を発生しチャノキを慈しむように包み込んでおります。
梅ヶ島では、その標高による冷涼な気候のお陰で全く農薬散布をする事無く年月が過ぎました。農薬を散布されず、病害虫にさらされるチャノキは、寒暖の差によるストレスのみならず、病害虫ストレスを受けます。ストレスを受ければ受けるほどチャノキは香気成分を醸成する事が解明されておりますから、隠れ茶の香りの高さも、理論から納得できるものです。
至高のお茶を産む条件が見事に揃った【恵みの茶畑】
隠れ茶の里は、至高のお茶を産む条件が見事に揃った【恵みの茶畑】。茶畑を覆う深い霧は、太陽の光を遮り、まるで'天然の玉露'のような旨味を引き出します。また、昼夜の激しい寒暖差は、高級茶の条件となる'高い香り'を茶葉に授けます。その上で、この恵みの茶畑の力だけに頼らず【手間を惜しまない栽培】を実施。通常のお茶は一番茶、二番茶と年二回以上の収穫をしますが、農薬を散布しない'隠れ茶'は、害虫の出始める夏以降は収穫できない1年に1回だけの貴重な収穫物。
さらに、一番茶の栽培にしても、病害虫に負けない強いチャノキに仕立てるのは大変な手間。根元の風通しを良くするため下枝を払い、夏の暑さの中下草を取り、剪定枝等の有機肥料を与えるなど、手間をかけて丁寧に育てています。
恵みの茶畑+手間を惜しまない栽培...。隠れ茶は、この2つが揃ってはじめて、他の産地では真似しがたい幻の銘茶に仕立てられるのです。
「専門家も驚き。プロが認めた美しさの違い」
お茶の香り研究の第一人者 京都大学 坂田完三名誉教授
茶葉からは甘い香りが漂い、水色は黒くならずオレンジ色で和紅茶では珍しい程のきれいな輝きがある。
萎凋香もあり、残り香もたいへん甘い香り。雑味・雑臭がなく、他の和紅茶には無い"飲んだ後のすっきり感"があるのがとても良い。
和紅茶ブレンダー 国産紅茶専門店「紅葉」 岡本啓店長
私の知る限りですが、日本茶品種の中では全国でも10本指に入る香りの高さだと思います。
お茶・お菓子研究家 平野裕美氏
豊かな自然にしっかりと根を張り、茶の樹に栄養を蓄え、自然がゆっくり育てる梅ヶ島のお茶余計なものは出来るだけ除いてお茶本来の香りと味を大切に作られているのを感じます。お茶処数々あれど、自然のお茶の葉に近い本来の香りと味を感じることができるお茶は少ないもの。これも梅ヶ島の土壌・環境・手間隙惜しまない農家さんが揃ったから。好きな環境で自然に恵まれて育つ茶の樹ならではの充実感ある煎茶です。
和紅茶は紅く透明感ある水色、柑橘を思わせるフレッシュな香りと味、飲んだ後口の中に長く残る香りは特別です。
ゆっくり入れると、甘味が出ていてまろやかでおいしい!
神奈川県秦野市 久保さん
「隠れ茶」の茶葉は細長くてきれい、感動的な美しさです。1煎目、低い温度でゆっくり入れると、甘味が出ていてまろやかでおいしいことに驚きました。2煎目、高めのお湯にすると違った味わいになります。せっかくの良い茶葉、もっとおいしく飲めるよう「お茶くらぶ」の1 Day Lessonに行ってみようと思います。
大切に、そして丁寧に味わいたいお茶
東京都世田谷区 山本さん
隠れ茶の美味しさは格別ですね。開いた茶葉の美しさ、茶葉を食べたときの美味しさも驚きでした。大切に、そして丁寧に味わいたいお茶ですね。手土産としても味わっていただきたいです。